■ 白内障治療の紹介

●犬も人と同様の白内障手術が可能
犬も、人と同様に白内障が発症します。
盲目の原因になる病気で最も多いのは白内障です。よく犬は鼻が効くといいますが、眼が見えなくなれば不自由になります。散歩をしていても周りの状況が分からず、物にぶつかったり、わずかな物音に驚き神経質や臆病になっていくものです。

犬にとって一番つらいのは飼い主とのアイコンタクトが出来なくなってしまうことです。犬の場合、「白内障になっても犬だから治療できない」と思われる方が多くいます。しかしながら、現在では犬用の眼内レンズも開発され、人と同様な手術による治療が可能です。

●白内障とは
ganka_pic13.jpg白内障とは、眼の水晶体が、一部もしくは全部白濁する病気です。ひどくなれば失明します。
白内障の発症の詳しいメカニズムについては、わかっておりませんが、病因別に「先天性白内障」「若年性白内障」「老年性白内障」「急性白内障」に分類されます。



白内障の種類について
先天性白内障
若年性白内障
老年性白内障
急性白内障 
・生前
・胎生期に眼球が形成される段階で水晶体がきれいに分化せず、濁ったまま生まれてくる。
 ・生後0.5~2.5歳くらい。
・遺伝的な要因といわれますが、そうでないものもある。 
・生後5.0歳~
・老化現象の一つで、6か月程度で水晶体の濁りがひどくなる。 
・糖尿病など他の病気から発症する代謝性白内障。
・眼球への損傷から発症する外傷性白内障。 

●老年性白内障は早期発見・早期治療が重要
特に、老年性白内障は、進行度合いにより「初期白内障」「未成熟白内障」「成熟白内障」「過熟白内障」に分類されます。初期の場合は専門医が検査しなければ発見できないほどですが、放っておくと6か月くらいで水晶体の濁りがひどくなります。

早期治療の機会を逃し網膜や視神経が機能しなくなってしまうと、手術をしても手遅れになる場合があります。
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●白内障の治療について
白内障の治療法には「内科的療法」と「外科的療法」があります。
「内科的療法」は点眼薬を用います。初期の白内障には進行を遅らせる効果があります。
一方、「外科的療法」は、視力が障害された眼に行います。この手術は、水晶体内容物を除去し、眼内レンズを挿入するといった、かなり高度な専門技術・医療機器が必要です。
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●白内障の外科的療法について
白内障の手術は、濁った水晶体(レンズ)の内容物を超音波の振動で細かく砕いて吸引した後に、眼内レンズを挿入します。
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